上方落語の寄席で大笑い

 落語家の桂紅雀(こうじゃく)さんと桂惣兵衛さんを招いた上方落語の寄席が5月18日、石狩市のアートウォームで開かれた。
 NPO法人アートウォームの主催。「ふたり会」と銘打ち、それぞれ落語2席ずつを披露した。
 紅雀さんは、酪農学園大で5年間学び、北海道に縁がある。北海道方言の「なげる」「あずましい」などを惣兵衛さんとのかけあいで語り、関西弁をテーマにした古典落語の本題につなげた。惣兵衛さんも自らの夫婦の会話を入り口に古典に引き込む話芸を楽しませた。
 機内持ち込み手荷物の重量検査の厳しさなど、直近の体験を実感のこもった言葉と身振りで、面白おかしく語って、笑わせる展開は見事だった。

前の記事

三菱美唄炭鉱跡を歩く