フォーカシング(focusing)は、まだ言葉になっていない、からだの感じに焦点を当てる時間をとることです。静かに、ノドから胸、お腹のあたりに注意を向けて、ある状況についてどう感じているかなあと自分に聴いてみます。何か意味のありそうなことが浮かんできたら、言葉にしてみます。どうも、感じと言葉が違うようなら、言葉を修正します。どんなものが浮かんできても大切に受け取ります。米国の心理学者で哲学者でもあるユージン・ジェンドリン(1926~2017年)がこの過程をフォーカシングと名付けました。ここから、新たな気づきや解決のヒント、創造的な生き方など、いろいろな素晴らしいことが生まれてくるのです。